冷蔵庫の温度監視システムについて
冷蔵庫の温度監視システムの検証 1. ビーコン対応GPSトラッカーGW(SORACOM) センサーからのデータを BLE (Bluetooth Low Energy) 通信で集約しゲートウェイデバイスからアップロードする IoT システムのサンプルとして、「冷蔵庫の温度監視システム」です。利用するデバイスは、BLE ゲートウェイ機能をもち LTE-M 通信による低消費電力で安定したセルラー通信ができる「ビーコン対応 GPS トラッカー GW」です。温湿度センサーには温度・湿度センサー搭載 BLE ビーコン「MM-BLEBC7」(サンワサプライ社) を使います。このレシピでは、以下のようなダッシュボードが作成します。
1-1. ビーコン対応GPSトラッカーGWの特徴 ビーコン対応GPSトラッカーGW ※1:対応ビーコン:iBeaconのみ ※2:対応していないセンサーについても、BLE デバイスがアドバタイズモードでデータを送信すればキッティングツールでの設定により中継できます。詳細はキッティングツール付属のマニュアルをご参照ください。 ※3:ビーコン対応 GPS トラッカー GW 以外の BLE ゲートウェイとして SORACOM が販売しているのは、以下の Acty-G3 です。Android 開発が得意であれば、選択肢になるのではないかと存じます。
ビーコン対応 GPS トラッカー GW の特徴 1台に位置情報(GPS)、温度、湿度、加速度センサーと充電式のバッテリーを内蔵しています。省電力なセルラーLPWANであるLTE-M通信を搭載しているので、電源を入れるだけでどこでも通信が可能です。ブラウザから簡単な設定をするだけで、SORACOMのプラットフォームと連携し、すぐにデータ取得から可視化を始めることができます。 1台で4種類のセンシングができる ブラウザだけで始められる 充電式バッテリー内蔵 消費電力が少ない セルラー通信でどこでも使える ビーコン対応 GPS トラッカー GW の詳細 GNSS (GPS/GLONASS/みちびき) による位置測位ができます。 Bluetooth Low Energy (BLE) ネットワークにおけるオブザーバーとして BLE デバイスからのアドバタイズパケットを受信できます。これにより、BLE センサーのデータを集約して送信できます。 SORACOM の LTE-M 通信に対応した特定地域向け IoT SIM (plan-D、plan-KM1) を使用できます。ビーコン GW のデータはセルラー回線を利用しソラコムプラットフォームに送信されます。 センサーデータは、SORACOM Harvest、SORACOM Lagoon を使用して可視化できます。また、SORACOM Beam や SORACOM Funnel、SORACOM Funk を使用してクラウドサービスやお客様のサーバーにデータを連携できます。 充電式バッテリーが内蔵されており、電源が供給できない場所でも利用できます。また USB Type-C アダプタによる給電をしながらでも利用できます。 防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP5X)・耐衝撃性能(MIL-STD-810G Method 516.