生鮮食品輸送時に温度や湿度、位置情報を見える化し品質を担保

1. 生鮮物流現場の課題 

生鮮物流では、消費者に食品が届くまでに仲買や小売、流通から保管、販売まで、多くの人手を必要としてきました。当然、業者や人の数だけ値段は高くなり、時間がかかるだけ鮮度も落ちていました。また商品の大量販売を前提とした均一性が求められる流通では、独自の工夫を凝らす生産者が正しく評価されない課題があります。

2.生鮮物流の課題をIoTで解決
  1. SORACOMのセンサーを内蔵した機器、GPSマルチユニットで専用の冷蔵庫の保冷品を監視します。
  2. 異常発生時には、担当者にメールで連絡できます。
  3. 保冷品の温度、移動時間等のデータが蓄積でき、対策が立てられます。
3.センサー×LTE×クラウド上で表示
  1. センサーには、温度、GPSユニットがついており組み合わせたデータが取れます。
  2. センサーデータは、LTEによりルーターなどを必要とせずにクラウドへ送信されます。
  3. 時間、位置、温度を任意に組み合わせたデータをクラウドから取得できます。
4.見える化
  1. SORACOMでは、データのグラフはGrafanaを使っており、自社でクラウドのデータを可視化する計画です。
  2. デバイスの設定は、SORACOM専用のアプリを使います。慣れれば素早くできるようになります。
  3. 今後は、いろいろなケースでの利用方法を提案できればと考えています。
以上